山神剣のこだわりシザーズ
理美容師にとって道具は非常に大切なものです。特にシザーは理美容師人生を共にする、相棒であり、なくてはならない存在かと思います。
まず最初に、あなたが 「どのような作業をするためのシザーが欲しいのか?」という事をしっかりと明確にして、シザーを選びましょう。
山神剣のシザーには、大きく分けて「カットシザー」「ドライカットシザー」「セニングシザー」の3種類があります。
これらはそれぞれ全て使われる用途が異なります。
air? セニング
従来のセニングは、切った後の髪の毛がバラバラになり、散ってしまいやすいく、収まりが良くないというデメリットがありますが、air? セニングは特殊な刃の加工で引っ掛かりが無く、従来のセニングでの毛先のバラつきを抑え、束感が自然とでき、収まりのいい「air」なスタイルが実現します。
クセ毛の収まりや髪の動きなど、ラインに出ないナチュラルな仕上がりを演出する、今までになかった新セニング、それが「air?」です。
刃の長さ
シザーの長さは手の大きさや使用目的によって変えることをオススメします。
下記の表を参考にシザーの大きさをご確認下さい。
シザーのサイズは基本的に「インチ」で表されます(1インチは2.54㎝)。大体5インチから7インチのシザーを使うことが多いです(約13㎝から18㎝)。それ以外でも短ければ4.5インチ(約11㎝)、長いものになると10インチ(約25㎝)というものまであります。
長いシザーであればあるほどパワーがあり、一度に多くの髪をカットできるので、全体を均一に仕上げることに向いており、短いタイプのシザーは全体の微調整や耳周り・毛先などの細かいカットに向いています。
用途別でそれぞれに適正サイズがありますが、なによりご自身が使いやすい大きさであるかどうかがまずは大切ですので、ご購入の際はご相談ください。
5.5~6.0inch (13.97~15.24cm) |
手の小さい方、細かい作業に適した長さです。女性の方には、人気の長さです。 |
6.0~6.5inch (15.24~16.51cm) |
一般的に一番使われている長さです。 刃渡りがちょうど指の長さとおなじ長さとなるところから、こちらが一番使いやすいといえるでしょう。 |
6.5~7.0inch (16.51~17.78cm) |
手の大きい方や指の長い方にはこちらがお勧めです。 また、刈り上げも全て一丁で!という方にも人気の一丁です。 |
必要なシザーの本数
これからシザーズをご用意する方々にはこれから専門学校やサロンで経験を積んでいかれる方やでも最低2丁は必要です。
セニングは、他のシザーズで代用できませんからこれも含めると3丁。
研ぎに出しことや万一落として刃こぼれがした時のためにスペアも考えると4~5丁は持っておく必要があります。
シザーやセニングは大変高価なものです。
自分に必要なシザーやセニングを購入することが大切です。
動刃・静止刃
親指を指穴に入れ、動かす刃のことを動刃といい、薬指を入れて固定する刃を静止刃といいます
中心ネジ
刃を開き、刃元からは先まで同じ圧力で閉じるものが最適です。購入後に自分に合った開閉力に調整するとよいでしょう。
ハンドル
①の指穴に親指を入れ
②の指穴に薬指を入れ
③に小指を掛けて軽く持ちます。
この状態で親指を動かし、動刃を開閉させます。
ダブルベアリングシステム
山神剣のシザーはすべてベアリング入り。ベアリングが入る事で、軽い動きと、安定した開閉感の充実が実現します。
また、「+」シリーズには、ベアリングのほかにカーボンパネルも入っており、こちらは間に切った髪が入りにくいという特性があります。
そもそもベアリングとは、摩擦を減らすための部品で、自転車の車軸などに使われるものです。そのベアリングを採用することで、ゆるみにくく軽い、なおかつ動きやすい構造になっています。